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クリケットと数字(試合編1)

 

試合スコアの読み方

 前回の個人成績の読み方に引き続いて今回は試合結果の表記についてです。 

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試合の流れ 

まずはおさらい。

クリケットの試合の流れはフォーマットによって違いがあります。

 

 

◆リミテッド

コイントスで先攻後攻を決定

先攻チームが決められたオーバー数を打ちきる

または

全員がアウトになる

攻守交替

後攻チームが先攻チームの得点を追い越す→後攻の勝ち

または全員がアウトになる→先攻の勝ち

または決められたオーバー数が終わる→先攻の勝ち 

 

◆アンリミテッド

コイントスで先攻後攻を決定

1イニング目:

先攻チームが全員アウトになる

または攻撃権を放棄する(デクレア)

後攻チームが10アウトになる

または攻撃権を放棄する(デクレア)

 

2イニング目:

先攻チームが10アウトになる

または攻撃権を放棄する(デクレア)

または合計得点が後攻の1イニング目に満たない→後攻の勝ち

後攻チームが先攻の合計得点をこえる前に全員がアウトになる→先攻の勝ち

または先攻チームの合計得点をこえる→後攻の勝ち

 

*あらかじめ決められた日数が経過した場合、スコアの状況がいかなる場合でも引き分け。

 

結果表記

先ほどの試合の流れを踏まえると、結果表記はこのようになります。

 

先攻チームが勝ち→A won by ○○ runs

後攻チームが勝ち→B won by ○○ wickets

 

後攻チームが勝つ=逆転(野球のサヨナラ)勝ちのため、先攻の点数を追い越した時点の残りウィケット数で結果を書きます。

近年はオーバー数制限がある形式がほとんどですので、逆転した時点でのオーバー数を書くとよりわかりやすくなります。

 

例:B won by 6 wickets with 38 balls to spare (33.4 overs)

 

この書き方であれば、アウトになったバッツマンが4人であと38球残していたのでBが先攻だったらあと50ランぐらい入ってたかな、結構楽勝だったな。という解釈ができますね。